伊豆ジオパーク


ジオパークとは、地質学や地球科学の見地から重要とされる地層、岩石、地形、火山、断層などを重要な自然遺産と捉えて保護及び活用を図りながら、同時に自然と人間との関わりを理解する場所として整備し、科学教育や防災教育の場として、また新たな観光資源として地域の振興に活かすことを目的とした自然公園です。ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークによって、現在世界各国で推進されています。
現在、日本国内において世界ジオパークに認定されているのは、「洞爺湖有珠山」「糸魚川」「島原半島」「山陰海岸」の4箇所であり、伊豆半島も世界ジオパークを目指すべく、特徴的な地質等の魅力や恵まれた自然資源を存分に伝えられるよう、静岡県を始め伊豆半島6市6町が一体となって積極的な取り組みを行っております。
一先ず、2012年に日本ジオパークの認定を受けることを目指し、その後2015年には、世界ジオパークに認定されるよう官民一体となって活動をしております。
特に伊豆半島の地質は、世界的見地からも大変複雑であり、また多様性に富んでいると言われています。「南の島からの贈り物」とも言われているこの地は、長い年月をかけて移動し、ついには日本列島と接合したという歴史的経緯があり、地形、地質、火山活動、岩石、植生など「大地の恵み」が豊富に備わっています。
中でも伊東市は伊豆ジオパーク構想の中核的役割を果たしており、伊豆半島の形成を語る上で欠かす事の出来ない火山活動の中心である「大室山」、またそこから流出した溶岩によって形成された「城ヶ崎海岸」や「一碧湖」などといったジオサイト(ジオパークとしての特徴的なエリア)が数多く存在しています。特に私たちが居住しているこの伊豆高原は、地域全体がジオサイトと言っても過言ではないでしょうか。
地球が「生きている」ことを様々な現象から実感できるこの伊豆高原という地は、理科教育、社会化教育などといった総合的な学習のテーマはもちろん、自然を生かした野外活動や防災教育など、数多くの教育的素性を備えている場所であると言えます。